
(童話)はなさかねえさん
むかぁしむかし、バブルの全盛の時期に、駅前に、金融ローン会社のきれいなおねえさんがた
![]() きれいなお姉さんがたは、節分の豆まきがごとく、鳩に餌をまくがごとく、山ほどポケットティッシュをかかえ、せっせと配ります。 そこへ、変なおじさんがやって来て、お金も借りないくせに、何回も行ったりきたりして、ポケットティッシュを集めては、せっせと家に持ち帰ってはためて、花粉症の子供や奥さんに、「おとーさんが集めてきたんだぞー」と自慢げに渡しておりました。 ある日、バブルがハジけて、おねえさんたちは、配っても配ってもお金も借りてくれないおじさんたちに嘆いて、ポケットティッシュを配るのをやめました。 変なおじさんは、ついに今年から花粉症になるわ、奥さんから、ポケットティッシュの持ち帰りが少ないと怒られるわ、バチがあたったとさ ![]() ぶぇ〜くしょん ![]() ![]() しかし世の中不況やねー。あの、お姉さん方はどこへいってしまったのかしら?。ここほれ、わんわん ![]() ![]() |